悪阻(つわり)と一言で言っても、症状やつわりの期間は個人差が大きく、周りと違っていることに不安を覚えることもあると思います。
悪阻で入院や点滴を受ける方に比べたら、私の悪阻は軽い方だったと思います。それでもやはり悪阻はつらいです。水分や食事が取れていたなら軽い方だね、つわりが軽くて良かったね、そんな言葉をかけられることがあっても、自分ではそうは思えませんでした。
ここでは、私の体験談をお話しします。
これを読んで、少しでも気持ちが楽になる方がいたら良いなと思います。
・つわりの始まり
私の場合、悪阻の始まりは早く、4週目頃(本来の生理予定日を過ぎた頃)から始まりました。
始めは、腹部膨満感(常におなかがいっぱいのような苦しさ)と胃の調子が悪い感覚がありました。
妊娠検査薬もまだ試していなかったので、まさか妊娠しているとも思わず、最近不調だなあ、と思っていました。
・つわりのピーク
悪阻のピークは8〜10週頃になることが多い、と言われているようですが、私の場合はピークがわかりづらかったです。
4.5週目のつらさが★だとすると、6〜13週の2ヶ月強は★★★くらいのつらさになり、その間いつがピークと言うこともなく、ひたすら耐える毎日になりました。
・つわりの終わり
悪阻はどんなにつらくても、いつか必ず終わりが来る!なんて先輩ママさんに励まされることもありましたが、当事者的には終わりがないように思えて仕方がなかったりしますよね。
でも、ちゃんと悪阻に終わりはありました。
私の場合は14週目頃に落ち着きました。
ある日突然気分スッキリ!なんでも食べれる!と言う感じではなく、だんだんと気持ち悪いと思うことが減っていきました。美味しいものを美味しいと思える余裕が出てきました。
それでも、出産まではお腹が張ったり、胃の調子が悪かったりが続いていたので、妊娠前のようにスッキリした気分になれるかというとそうではなかったです。
・つわりの症状
私はとにかく、食べづわりでした。
常に何かを食べてないと気持ちが悪くなるけど、かと言って何が食べたいかもわからず、また、昨日食べたものが今日は受け付けないといったことも多く、つらかったです。
匂いが気になる、嫌になることもありました。マンションの24時間換気の通気口から近くの飲食店の匂いが入ってきて、しかもそれがベッド付近にあったことがつらかったです。
妊娠するまでは気にしたことがなかったのですが、とても嫌になり、良くないとわかっていても通気口を閉めてしまうこともありました。
・つわりが和らいだ方法
長く続くつわり期間、寝ても起きても続く不快な症状、少しでも楽になったらいいなと思い、いろいろと試してみました。
結果的に私には、気を紛らわすのが1番でした。
なんだそんなこと?と思われたかもしれませんが、これが意外と大切なことなのです。
私は、友達と会って話すことが良かったです。家族といるとき、家にいる時はどうしても悪阻のことを考えてしまいますが、友達とたわいもない話をして笑っているときは、あれ?今気持ち悪くない!ということが何度もありました。
ただ、会いに行くまでは、悪阻なのに人と会う余裕あるかな、ちゃんとした服を着るのも家から出るのもしんどいな、と何かと不安になり、約束もしづらいと感じます。もちろん無理は禁物ですが、気軽に会える友達がいたらぜひ実行してみてください。
次に、音楽を聴くこと、TVを観ること。これは何でも良かったわけではなく、感情移入できるような音楽だったりドラマ、アニメを見ると、その間は悪阻のことを考えなくなりました。ぼーっと眺めて見るようなテレビではなくて、小さな子供が出てくるドラマなど、感情移入しやすくておすすめです。
・つわりが和らいだ食べ物
食べ物は必ずこれを食べたら和らぐというわけではなかったですが、食べやすかったのは、砂糖なしの甘くないヨーグルト、梅干し、目玉焼き(塩で味付け)、薬味を乗せた冷奴(ポン酢をかけて)、カロリーメイト(チョコ味)などです。
空腹がつらかったので、カロリーメイトは常にカバンに入れていました。
あとは、脂の少なめな牛肉(モモ肉など)を焼いて、レモン塩で味付けをして食べるのもよかったです。肉を食べたくなっても、その後部屋に匂いが残るのはつらいので、ホットプレートは使わず、換気扇を強にしてフライパンで焼きました。
・つわりってお金がかかる
悪阻中、食費にとてもお金がかかりました。スーパーへ行くと、これなら食べられるかもと思うものをあれこれ買ってしまいます。しかも頻繁に買い物に行くのもつらいので、休日にまめパパと一緒に行って、まとめ買いもしました。普段なら買わないような嗜好品も買ってしまいます。でも、いざ食べてみると違った…なんてことも。
すぐに食べられるお惣菜やお料理キットにも頼ってしまいます。ご飯が作れなくて外食することも増えます。
妊娠がわかったら産まれてくる子供のために節約を、なんて思っていたのですが、結果的に食費が嵩み、罪悪感が…。
もし同じように感じる方がいましたら、これも振り返ってみれば、元気な赤ちゃんを産むための大切な出費だったな、といつか思えます。
・おわりに
私のリアルなつわり体験談でした。
悪阻は、100人の妊婦さんがいたら100種類あると思うほど、個人差が大きいものだと思います。
私の体験談も、どなたかの励みになったら嬉しいです。
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